近年、無機塗料も比較的お値打ちになり、無機塗料で施工するお宅も増えてきました。
無機塗料の特徴やメリット、デメリットをご紹介します。
超高耐候の無機塗料とは?
無機塗料の材料となる無機物とは、炭素を含まないガラスや鉱物のことで、紫外線で劣化しない半永久的な耐久性を持っています。
その特徴を塗料に100パーセント付加させることができれば夢の塗料ができます。
しかし100パーセント無機物では硬すぎて家に塗ることができないので、有機物と合成して塗料に必要な柔軟性を持たせたものが無機塗料となります。
ですので、無機塗料とは「有機樹脂の中に無機成分を配合した塗料」を指します。
メーカーによっては「無機有機ハイブリット塗料」と呼ばれています。
無機塗料の詳細
無機塗料で使われている樹脂には、シロキサン結合(Si-O)が含まれています。
この構造は無機物であるガラスと同じですので、「無機」塗料と呼ばれている訳です。
シロキサン結合(Si-O)の結合力は444kJ/molで、紫外線のエネルギーの410kJ/molと比べると非常に大きいですので、高耐候・高寿命が実現しました。
ちなみに、シロキサン結合(Si-O)と有機基(R)が繋がった樹脂のことを「シリコーン」と呼びます。シリコン樹脂は、有機物でありながら無機物の特徴を持つ特殊な樹脂です。
そうなんです。無機塗料の樹脂はシリコン樹脂なんです!無機塗料はシリコン塗料の一種になります。
それでも無機塗料と呼ばれシリコン塗料と区別されているのは、シリコンの比率が高い、つまり無機の比率が高く、シリコン塗料より超高耐久だからです。
無機塗料のメリット
一番のメリットは、やはり超高耐久によるコスト削減でしょう。
塗料自体は高額ですが、20年以上の耐用年数を持つので、メンテナンスを伸ばすことができ、結果としてコストを下げることができます。
シリコン塗料の場合
30坪の外壁を塗り替える場合…約45万円
10年ごとに塗り替えるとして、60年後の合計金額…45万円×6回=270万円
無機塗料の場合
30坪の外壁を塗り替える場合…約55万円
20年ごとに塗り替えるとして、60年後の合計金額…55万円×3回=165万円
極端な例かもしれませんが、その差額は105万円となり、長い目で見ると無機塗料の方がお得になります。
しかし覚えていただきたい点として、どんなに高価な塗料を使用したとしても、全ての経年劣化から家を守ることはできません。
台風や地震、立地条件によるトラブル(外壁クラックや雨漏り)などがあります。シロアリ被害も考えられます。それらを放っておくと痛みが進行して大掛かりな工事が必要になるかもしれません。
ですので、定期的な点検によって早めに不具合を見つけることもコスト削減に繋がります。
無機塗料のデメリット
デメリットがあるとすれば、塗料の価格でしょう。
ラジカル制御型のシリコン塗料と比べると2倍ほど高くなります。
ですので、できるだけ費用をかけたくない方は別の種類の塗料を選定できます。
福山塗装では、価格が安く品質の良い塗料選定のお手伝いもさせていただきますので、遠慮なくご相談ください。
弊社おすすめの無機塗料
セミフロンスーパーマイルド2(外壁)
セミフロンスーパールーフ2(屋根)
特徴
・無機成分とフッ素樹脂を配合した最強の塗料です。
・艶消し仕上げがご希望の方は、3分艶、5分艶から選択することができます。
・外壁塗料の方は標準色の30色に加えて、ご希望の色に調色することも可能です。(遮熱塗料は標準の30色のみ)